全く使わない部屋のエアコン、運転したほうがいい?しなくてもいい?
リビングはよく使うけど、客間はほとんど使わない
お部屋によってはエアコンが付いていても、ほとんど使わないことがあります。とくに、客間や物置部屋となっている場合は、エアコンを運転するのが数年に一回だけだったりします。実際このようにほとんどエアコンを運転しないのはどうでしょうか。機械はたまに動かしてあげたほうがいいとも言いますし、使用しないならあえて運転するのもめんどくさいし、どちらがいいのでしょう。
1年に2回くらいは運転するのがおすすめ
いくらエアコンを使わないと言っても、全く運転しないのはお勧めしません。できれば、1年に2回くらいは試運転させましょう。運転させるのは夏と冬と1回ずつで構いません。試運転の時間はそれぞれ30分くらいで十分でしょう。
エアコンは動力源にコンプレッサーやモーターを搭載しています。これらの部品は磁石や金属から構成されています。そしてオイルが含まれます。オイルの役割は、磁石や金属が直接接触して摩擦しないように、また、錆びるのを抑えるためです。
長期間、使用しないでおくと磁石や金属が潤滑剤の目的で入っているオイルを徐々に押しのけて、金属同士が接触してしまいます。磁石や金属が直接触れていると腐食したり、錆びが発生しやすくなるのです。
もちろん、エアコンメーカーは上記のことも考慮して設計しています。しかし、より長持ちさせるためには、たまに試運転はしてあげたほうがエアコンにとってはいいのです。