暖房時に室外機の下に水が発生するのはなぜ?
室外機から水漏れ?
エアコンで暖房をしていると室外機の下が水浸しになっていて、もしかして故障?なんて驚いた方もいらっしゃると思います。しかし、これは故障ではなくエアコンの標準的な仕様となります。この水の量があまりにも多いと、水漏れのようで心配になります。しかし、そもそもエアコンには水は入ってなく、冷媒というガスが入っているだけです。そのため、水漏れが起こることはないのです。ではなぜ室外機の下に水が溜まるのでしょうか?
なぜ水が発生するのか
暖房時に室外機の下に水が溜まるのは、外気温より室外機の温度が冷たくなって、空気中の水分が結露しているためです。
室外機の中身は大半が薄いアルミでできた熱交換器となっています。この熱交換器が暖房時はキンキンに冷えているので空気中の水分が結露します。その結露が室外機の下に流れて溜まっているのです。どれくらい冷たいかは、実際に暖房時に室外機を手で触ってみるとわかりやすいです。こんなに冷たいとそりゃ結露するよねといったレベルです。
こんなに結露して、放っておいても大丈夫かと心配になりますが、なんら問題はありません。暖房時に結露して水が発生するのはエアコンの仕様です。メーカーも設計の段階で室外機が、結露した水の影響を受けないように対策をしています。そもそも、室外機はその名の通り、室外に置くものです。雨風にも影響を受けないように耐久性もあげています。屋上や屋根の上でも設置することを想定されています。