エアコンのポコポコ音を止めたい

2016/03/23

ポコポコ音が鳴なりやすい住宅、鳴りにくい住宅

エアコンから「ポコポコ」と音が聞こえてくることがある。これは、エアコンの故障でもないし、心霊現象でも無いので安心しよう。音の聞こえ方は、人によって「ポンポン」「トントン」と違うこともある。音は微かに鳴るため、リビングなどでは気づかないが、寝室などシーンとしている部屋では気になる。

この現象が起こりやすい住宅は、マンションで気密性が高い場合だ。逆に、戸建てで木造であれば起こりにくい。

ポコポコ音が鳴る原因は、エアコンのドレンホースから空気が逆流しているからだ。ドレンホースとは、エアコン内部で発生した水を屋外へ流すホース。そのホースから空気が屋外から屋内へ逆流するときに、エアコン内部に溜まった水で気泡がはじけるためだ。

この現象は、分かりやすく言うと金魚の水槽のブクブクと同じ原理だ。金魚の水槽には、エアーポンプで水中に空気を送っている。水中に送られた空気は水面まで上がりポコポコとはじける。これと同じような現象がエアコン内部で連続的に起こっている。

エアカットバルブ（別名:消音弁、消音シャッター）を屋外のドレンホースに取り付けると音は収まる。これは逆流してくる空気を止める部材だ。取り付けは簡単で、ドレンホースに挿してビニールテープで巻くだけだ。さらに、虫の侵入や、外気の侵入を抑えることもできる。

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窓や通気口（換気口）などを少し開ければ、音は収まる。これは、空気の侵入する経路をドレンホース以外の窓や通気口にするためだ。窓や通気口のを少し開けるのは、ポコポコ音がなっている部屋でなくてもいい。

換気扇を止めれば、そもそも部屋に空気が入ってこようとしないので、音は収まる。

エアコンから聞こえるポコポコ音は、特に対処はせずに放っておいても構わない。これが原因でエアコンが故障するとか、エアコンに影響が出るとかいった事はない。